現在、当社が採掘の権利を確保している区域の鉱量を計算するにあたり、地表および地下調査(ボーリング)を行って分析した結果、品位は優秀で、ばらつきがなく、均一にゼオライトが含有されていることが確認されております。鉱量は次の通りです。
■サン・ゼオライトの埋蔵量
七折山採掘場
現採掘場区域
隣接採掘予定区域
合 計
実収鉱量
444万t
2,200万t
2,644万t
■当社ゼオライトと各産地の製品とのX線回折比較図
 ゼオライトは、X線回折の結果からは含有量の数値を計算できませんが、回折図のピークの高さからみて、当社のゼオライト凝灰岩は、わが国における同種凝灰岩のなかでは極めて良質な部類に属し(X線回折比較図参照)、その塩基置換容量はわが国のゼオライト中、最高級の数値を示しております。

 その結果、世界的に見ても当社のゼオライトは極めて純度が高く優秀なものとされ、学会においても注目を集めるところとなりました。

 右の写真は、代表的なサンプルを走査型電子顕微鏡で拡大したものです。
■サン・ゼオライトの塩基置換容量
陽イオン量
Na+K+Ca+Mg
塩基置換容量(C.E.C)
152〜185.5mgEq/100g
ゼオライトの種類
クリノプチロル系
岩 質
硬 質
【注】クリノプチロル系の純度100%の塩基置換容量は213mgEq/100gが理論値です。
換算値平均80%の純度となりサン・ゼオライトは高純度であることが証明されています。
 
■サン・ゼオライトの化学成分
区  分
区  分
69.38
3.34
11.02
3.17
0.92
0.04
0.60
8.09
1.31
2.08
■ゼオライト原石
(含沸石凝灰岩)

■走査型顕微鏡によるゼオライトの構造
東北工業技術試験所報告 第5号
昭和49年11月

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